■アメリカにいる日本人看護師★日本人的なサービス #22

周りに日本人の看護師がいないわけではありませんが、フィリピン人やメキシコ人に比べ、数的には圧倒的に少ないです。

統計上でも、ほとんど数に入らないくらいでしょう。

患者さんからも「中国人?韓国人?フィリピン人じゃないよね。どこから来たの?」と聞かれることがよくあります。

看護プログラムに入る前に、CNAのクラスに申し込んだ際(結局は空きが無くて入れませんでしたが)、インストラクターに、「CNAになりたい日本人は見た事ないなあ」と言われました。そしてその後、「(アメリカにいる)日本人(の女性)は働かないイメージ」とも。

でも、個人的には、日本人は看護師であるなしに関わらず、お国柄的なサービスが提供できると信じています。

ここで強調しますが、医療業界は、第三次産業、サービス業です。

以前、病状が重く、あまり話さない患者さんの毛布を肩までかけてあげたことがあります。

そのほとんど喋らない患者さんがその時「君はどこの国籍?フィリピン人じゃないよね。日本人? 日本人か…。入院生活が長いけど、肩まで毛布をかけてもらったの初めて。ありがとう。」と言いました。

そんな小さな事…。

「おもてなし」の精神に通ずるような… そんな気がしました。

ちなみに… 数年前から、アメリカでは、医療業界のカスタマーサービスが重要視されていて、患者さんからカスタマーサービスに関する苦情が出ると、病院への保険の支払い点数が減らされる場合があります。

点数というか、金額の2%が引かれる、だったかな?

2%ってすごく大きな金額らしいです。