■看護師免許取得後にRN-BSN看護プログラムに入る方がいい5つの理由 #28

アメリカの統計では、2020年の時点で、RN(正看護師)の80%がBSN取得者だろうと言われています。

私がADNの看護プログラムにいた際も、先生が繰り返し「RNになった後も、勉強を続けて、全員BSNに進みなさい」と言っていたものでした。そういう時期が訪れるということを見越してのことです。

中には、最初から4年制大学の中に設置された看護プログラムのコースを卒業してRNの資格を取得する人もいますが、個人的には、最初にADNのプログラムでRNを取得後、RN-BSNのプログラムに進むコースを強くお勧めします。

下記がその理由です。

私が思うPROの反対がCONと成り得るので、ここではPROを挙げてみました。

一旦ADNの看護師になって働き出してから4年制大学設置の看護プログラムに進む際のPRO:

◆RNの資格を最短で取って働き出せる(ADNのコースでは看護師としてのminimum competencyを学ぶ)。

◆看護師になるまでの授業料が安い(看護プログラムは多くのコミュニティカレッジに設置されています)。

最初から4年制のBSNのコースに入ると、全てのクラスの授業料がまともに4大価格になります。払う意味がないとは言いませんが、必要なクラス(Microbioligy,Anatomy,etc.)の内容は、学校にもよりますがコミカレでもきちんと学べます。

◆RNとして働いているため、BSNコースの授業料を比較的簡単に払っていける(4年制大学に設置されているため、授業料が高い)。RN-BSN看護プログラムの授業料は、支払いを月払いにしてくれたりする学校がある。

◆でも、私が思う一番のPROは、看護師の職歴があるとBSNコース内での学習内容の理解がより深まる(BSNコースの学習は手技よりリーダーシップ系)という点CONとして:看護師としての職歴がないと、ケーススタディを通しての学習内容を職務に即座に結び付けにくい。

◆RNを持っていると、RN-MSNやRN-DSNという、BSNを含む修士課程や博士課程へのオプションも開ける。

以上の点から、最初にADNで看護師の資格を取り、RN-BSNの看護プログラムへ進む道をお勧めします。