「Pharyngitis」のScore Rules (4 Central Criteria)

ちょっと前に、下記の内容で書きましたが、テスト問題で出る時は、ポイントが少し違っていたので、書きなおします。

テスト問題には、患者さんの年齢は出なくて、上のS/Sだけです。

ポイントは、リンパ腺が「anterior」か「posterior」かで、posterior+他が全部当てはまっていたら、症状はEBVに似ています。スコアが3なので=>「RADT」

「anterior」の場合は、そのままテスト不要で=>「antibiotic med」

ABTは、penicillin, amoxicillin, macrolide (x10日間) PCNアレルギーの場合は、clindamycin。

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せっかくなので以前書いたものも残しておきますが…

外来に喉の痛みを訴えて来られた方。

熱が38.5度で、リンパ腺の腫れも見られます。

扁桃腺も腫れています。

「最初に何をしますか?」という設問。の時にスコアルールを使用します。

上の条件だけで既にスコアが「3」なので、最初にするのは「RADT」です。

小児が熱と喉の痛みで来たら、スコアが「4」の可能性が高い。Penicillinにアレルギーがある人は、amoxicillinまたはその他。いずれも10日間。(GAS対応)

スコアが「1」でも、症状やリスクに応じて、テストするのは勿論可。

小児(15歳以下)の場合、RADTが(-)/陰性でも、バクテリア(GAS)の可能性がまだあるので、Cultureを取る。

Scoring Ruleと「Lymph nodesの図」は、下記ウェブサイトを参考にしました。

Scoring Rule: https://www.aafp.org/pubs/afp/issues/2009/0301/p383.html

Lymph nodes: https://www.aafp.org/pubs/afp/issues/2016/1201/p896.html

Paryngitis