■Snake-bite ヘビに噛まれたら Call 911 #150

Call 911。医師の診断の元で。独自の判断をされませんよう。

以前、ヘビに噛まれて山中からヘリで搬送されて来た患者さんがいましたが、Snake Bite 再び…。

■Don’t (現場で)

■Do (現場で)

■医療機関で

■その他ポイント

アメリカ国内の50%(東側半分)は「copperhead snake」口の中が茶色で、毒素は比較的マイルド。それに対し、口の中が白いのは、「cotton mouth」で、主に東南部に多い。

■Don’t (現場で)

◇止血帯 (tourniquet) 等を肢体に巻かない一番駄目 – 毒素が心臓に回らないように、とか言う理由で毒素があるかないかもわからない状態で止血帯を巻いたりベルトを巻いたりすると、必要な血流を妨げられるだけでなく、止血帯を外した際に更なる圧力が加されます。

◇噛まれた箇所を切開して毒素を出そうとしない – そこだけ切っても意味が無いどころか、本来無い筈の感染症が起こったりします。へびに噛まれた際のインフェクション率は3%以下と言われています。そのため、抗生物質の投与は基本的に不要です。

◇噛まれた箇所を吸って毒素を出そうとしない

◇サクション器具を当てて毒素を吸い出そうとしない

◇氷をあてない – 創傷治癒を妨げます。

◇市販の鎮痛剤 – 市販の鎮痛剤では太刀打ちできない程の痛み。

◇ステロイド薬 – 解毒薬でなければ解決しないので基本的に不要ですが、状況によっては必要とされることもあるようなので、これは医師の判断で。

◇へびの現物を医療施設に持参する必要は無し – でも、その気持ちはわかります。薬品で火傷の際は、何の薬品かの特定をしますよね?それと同じようにヘビも…と思いますよね? 

Call 911。医師の診断の元で。独自の判断をされませんよう。

■Do(現場で)

◇救急搬送。アメリカは911、又は、Poison Controlへ(1-800-222-1222) 1時間以内に医療機関に到着するべし。

◇肢体を心臓のレベルの高さに保つ。腕を高く上げ続けたりする必要はなく、心臓レベルで充分。

◇パニックに陥らない。噛まれた人をパニックに陥らせない。

■ERで(解毒は3時間以内の短時間勝負)

◇解毒薬は確定するまで希釈しない – 超高価なため! 20-25%のSnake Bite はDry Bite

◇血液検査 – platelet、PT/INT、fibrinogen (PT/INRは2時間毎)

◇アセスメント – 腫れや赤味をサージカルペンでマーク(日時を記入)15~30分毎、アレルギー、バイタル、局所的アセスメント及び全身的なアセスメント。全身に毒素が回るとmetallic taste(金属っぽい味)がします

◇肢体(噛まれた)を動かさない

◇鎮痛 – IV Opioidが望ましい – 激痛

◇破傷風のワクチンを受けてるかチェック

◇Poison Controlへの連絡

Call 911。医師の診断の元で。独自の判断をされませんよう。

■その他ポイント

◇ERまたはMed-Surgでの経過観察は最低8時間。基本的には、ICUの必要は無し。

◇Discharge前に、血液検査を再度。後で症状が出る場合もあるので、最初のラボ結果だけで退院させない。

◇解毒剤は子供も大人も一緒(vialも同じ量で)。子供は大人よりもレジスタンス力が高いとの研究結果があるようです。

◇局所的な症状:腫れや赤味とその進行性

◇全体的な症状:メタリックテイスト(金属っぽい味)、吐き気・下痢等GIの症状

◇解毒剤の量は医療機関のプロトコルに従う。シビアな場合はVial数も多くなりますが、通常は少な目の投与から始めます。が、しかし、一番最初が弱すぎても意味が無く、4-6 (Vial)と言われますが、医療機関のプロトコルに従います。

◇痛みや痒みは、解毒剤が効いてくると、段々ひいてきます。痒みは、痒み止め等を皮膚に塗っても意味がないので、解毒剤が効いてくるのを待つのみ。(nothing topical

◇退院後は、主治医のフォローアップを3~5日後に予約を入れる

◇一旦、skin tissue がやられると、元にはもどれないそうで… 怖いです。

◇毒素がジョイント(関節)を超えないように。死守。腫れと赤味の進行を阻止します。

セミナーに行ったのでシェアしたいと思います。この他にもヘビの国内分布とかがありましたが、ここでは省きます。

以上、wound care nurse の出る幕では無い、という感じです。

Call 911。医師の診断の元で。独自の判断をされませんよう。

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