■Mepilex Border Flex
■値段は同じ。え?
新しいMepilexのドレッシングが出ました。
と言ってもずっと前から既に出ていて、以前サンプルが送られてきていました。
ずっと忘れていたのですが、一昨日、Mepilexの会社のㇾプの人が電話をくれたので、「あ、そう言えば」と思い出した次第です。
使用しているMepilexのドレッシング材を、経費の問題からMedline社から出ている安価なものに部分的に替えようと思っていたところでした。
Mepilexを製造販売は、「Mölnlycke」という名前のスウェーデンの会社です。読み方がちょっと難しいのですが、日本語では「メンリッケ」、耳で聞いた感じは「モンニケ」という感じが一番近いかな、と思います。
多くの病院で使用されているPopularなドレッシング材なので、Mepilexだけでも相当なお金が動いていると思います。
卸価格+カスタマーディスカウントだとしても、ドレッシング一枚4ドルとかするので(サイズにもよります)、市販ではもっと高いです。
Medline社のはもう少しお手頃価格です。性能が全く同じではないにしても、何日も連続で使用しない場合は、こちらの方が経済的かと思います。
違いの1つは圧力です。ドレッシング材を剥がした時、Medline社のドレッシングを使用した場合は、ドレッシング材の後が肌にくっきり残ったりします。Mepilexではそういうことがありません。
Mepilex Border Flex
このフォーム部分に入ったYカットで、以前より増してドレイネイジを吸収して、ドレッシング交換の頻度を少なくできる、ということです。
この「FlexCeeds」というのが、一瞬、フラックスシード(flax seeds)に見えたのですよね…。それに、フォーム部分に点々もあるではないですか。それが一瞬「え?ドレッシングにシードが入っているの?」などと思ってしまいました!
これは、Yカットのおかげで柔軟性も増して、これまでの既存のフォームドレッシングに比べ、身体のカーブにもっと柔軟に対応できるというものです。
実はこのサンプルは、自宅に送られて来たものです。
私が見ていた時に、横から見ていた娘の「コピーライト」に関する意見としては、「FLEX」は柔軟性の前に、強い、っていうイメージが先に来た、と言って、力こぶを作って見せました。FLEX Armstrongのイメージに近いらしいです。
柔軟性という意味のFlexibilityではる筈ですが、「強力」という意味もimplyされているということでしょう。なるほどね。
「CEEDS」は、Exceedという意味で、flexble/strong and beyondというところでしょうか。
値段は同じ
さて、この新しいドレッシング材は、値段は既存の物と同じとのこと。
どうして新しいテクノロジーなのに、値段は同じなのですか?と聞いたら、既存のフォームドレッシング材は廃版になるので、これに代わるだけだとのこと。あ、そうなんだ…
だったら… え?
だったら、「これに代わりました」とアナウンスするだけで良いのでは?
Mepilexは、フォームドレッシング界の王でして、営業などしなくても王座に輝いているものだと思っていました。
Mepilex社のドレッシングと比較してもらいたい、という事でした。
いや、比較してもらいたいと言われても… 良いドレッシングなのは既に重々承知しています。
今、肛門近くに創傷がある患者さんがいるのですが、この種類のドレッシング材の楕円形のが「つき」が良いとアドバイスを頂き、これからそれを試してみます。