■ドラッグストアで医師の診断が受けられる #144

アメリカの医療系の某雑誌に、アメリカ全土にチェーン店を持つ、大手ドラッグストア2社で、医師による診療サービスが今年中に始まる予定、という記事がありました。

このドラッグストアは、1つが「CVS」、そしてもう1つが「Walgreens」です。

アメリカの医療体制

アメリカでは、体調が思わしくないとしても、希望の医療施設ですぐに診察してもらえるわけではなく、大体いつも予約が必要です。(医師によっては、「walk-in (予約が無い患者さん)」を受け付ける方もいます。)

また、専門医に診てもらいたくても、まず最初に、主治医に診てもらって、そこから専門医に紹介状を出してもらうという流れで、実際に、希望の専門医に診てもらうまでに何日もかかります。

これは、昨今では、日本もそんな感じになってきてるかと思いますが、日本はまだまだ、具合が悪いからちょっと病院行ってみる、ということが出来ると思います。

クリニックでは、医師によっては、15分の枠で、患者さんの予約がスケジュールされ、ひどいケースでは、その半分の7分枠というのもあります。

医師は、患者さんの話を聞いたりしながら、病状をアセスメントするわけで、初診となるととても時間がかかります。そして、その後は、ドキュメント(記録)も残さないといけないわけで、15分あったとしても、診察は、もうパッと見てパッと終わる、的なものになります。

うちの病院のクリニックに最近新しく来た医師は、30分枠を条件に仕事を引き受けた、という話でした。それくらいの時間的余裕がないと自分は無理、みたいな感じで。

Doctor’s on Duty

ドクターズ・オン・デューティ (Doctor’s on Duty) は、町に何個もある、Walk-in(予約無しで行くこと)でも診てもらえるクリニックです。

が、以前、子供のラボ(血液検査)のオーダーを出してもらう必要があった時、小児科に電話をしたら、何週間も先まで予約は取れませんと言われたので、しょうがなくDoctor’s on Dutyに行ってみたら、さんざん待たされて呼ばれたら、小児科は小児科の先生に行って下さい、と言われて、ラボのオーダーは結局出してもらえませんでした。

そして、昨今では、多くの場合、診てもらえるのは、PAと呼ばれる、フィジシャン・アシスタントです。フィジシャン・アシスタントは、過去の経験全てがちょっと残念で… 勿論中には素晴らしいPAの方も多くいらっしゃると思います。でも、私達家族に限っては残念な感じでした。

ドラッグストアで診てもらう利点

同記事では、ドラッグストアで診てもらう利点は次のような点にあると言っています。

■ 夕方や週末も診てもらえる可能性が高い。

■ PA (physician Assistant)や、NP (Nurse Practitioner) ではなく、医師に診てもらえる。

■ 安い。例えば、クリニックで$100くらいのところが、ドラッグストアでは$50~$80。

ドラッグストアだと、家から近い場所を選べるし、そこがドラッグストアなので、必要な薬がすぐに手に入り、オフィスやクリニックで診てもらった後、わざわざドラッグストアに薬を取りに立ち寄る、という工程も省くことができます。

待っている間に買い物が出来たりもします。

これにより、医師による診断を受けられる門戸が広くなり、医療システムの風通しも少し良くなるような気がします。

どちらも今年中 (2019年) にサービスの開始を予定しているということなので、チェックしてみてください。

参考文献

「Medical Economics」magazine August 25, 2019

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