■初COVID-19の創傷患者さん #232

(食事中の方は、内容的に読まないことをお勧めします。)

COVID-19で入院して来られる患者さんが、病院に常に何人かいます。

春頃は1人2人、それも高齢者の患者さんでしたが、5月以降は全員30代、40代、50代です。

比較的若いと創傷もありません。

しかし、今日の70代の患者さんは、COVID-19+創傷でした。

「ああ、とうとう来たか」という気持ち。

看護師は通常、出来ればwound careには関わり合いたくないというスタンスなので、一緒に部屋に来ることは殆どありません。

事前に患者さんのチャートを見て、可能な限り、使用するであろうサプライを予想して持参しました。「infected wound」ということは書かれてあっても、詳細が無かったので…。

そして完全防備で部屋に…。

足が包帯で巻かれていたので、それを外すと…。

えええええええーーーーーっ!

これは聞いてない!

マゴット(Maggots) !!!!!!!!

しかも表面だけじゃない…。 有り得ないョ…。

(後で改めてチャートをさかのぼると、ERのドクターが少しMaggotsに言及していました。)

かつて看護学生だった頃、ERで、全身虫(飛んでる虫)だらけのホームレスの患者さんのケアを仰せつかったことがあり、あの感覚が蘇ってきました。学生の頃は、どんな患者さんでも経験したかったので、喜んで引き受けましたが…。

Med-Surgのドクターから、「部屋に入る時、一緒に行くから電話して」とメッセージがあったので、電話すると「今、行けないから、行って写真撮っておいてくれる?」とのこと…。そうでしょうとも、そうでしょうとも。(苦笑)

というわけで、COVID-19どころか、Maggots。

どう考えても、メディカルなマゴットじゃないので、洗浄してみましたが、表面だけじゃないため、キリが無いので、途中で洗浄を切り上げました。こうなると、マゴットなんて言うと多少聞こえがいいくらいのものだ、と思えます。

ERのドクターの記録には「悪い物じゃないとも言えるし」的なことを書いていましたが、そういうレベルではもはや、ない。

ERで洗浄しなかったの?と一瞬思いましたが、後に自分で洗浄してみて、「ああ、ERでも試みはしたんだね」と納得しました。

でも、記録によると、この凄い量のマゴットは、ほんの2週間の間で今の状態になったようでした。2週間で、このように成り得る環境とは一体どのような環境なのだ!

ちなみに、この患者さんは、COVID-19陽性でしたが、症状がないタイプの70歳代の方でした。

包帯を巻いてテープで留めると、患者さんが「そのテープ、家にもう無いから貰える?」と聞いてきました。え…?!

私がマゴットと格闘してる時も、患者さんはずっと無言で静かだったのに、質問箇所はテープか!(苦笑)

家に帰る、って…  やけにノンビリ発言だけど、「家に帰る時にはあげますね」とだけお答えしました。このまま帰宅出来ると思えないですが…

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする