■創傷ケア看護師はコーディネイター的? #18

今日は、複数の患者さんのケアについて、あちこちに電話をしたりして、それでちょっと時間を取られてしまいました。

クリニックを訪れる創傷のある患者さんは、外来なので、基本的に、家で誰かがその傷のケアをすることになります。患者さん本人が出来る場合もありますが、まずほとんどの場合、家族や親類、友達など、患者さん以外の人となります。

今日の患者さんは、高齢で、同居の息子さんはどう考えても創傷のケアができるとは思えない、と患者さんが溜息をついていて、じゃあどうしようか、ということで、訪問看護師にお願いしましょうか、ということになりました。

しかしながら、訪問看護師は、基本的に週2,3日の訪問しかしないエージェンシーが多く、でも、状況次第では、最初の一週間や2週間は5日間毎日でも可能な筈なのですが、各エージェンシーで、方針は違います。

また、訪問看護のエージェンシーへの連絡に加え、クリニックのPCPのアポイントメントも別に必要になる場合は、そちらへのコーディネートも必要になります。外科医は、創傷だけを見る場合が多く、ラボの結果や、糖尿病や高血圧のコントロールなどの内科的な(internal medicine)ケアに関しては、PCP(primary care physician)に回されるからです。

時々、人から「そういうのって、ケア・マネージャーの仕事なんじゃないの?」と言われますが、それが看護師の仕事の基本かと思います。

看護プログラムで、先生が、「ナースは、オーケストラの指揮者的に動けないとダメですよ」と言っていたのを思い出します。