1.授業と単位について
2.成績が悪いと落第=ドロップアウト
3.看護プログラムは仲良しクラブじゃない
4.何気にお金がかかる
5.最後に…
以前、看護プログラムの選び方 #67(選ぶポイント)というのを書きましたが、それに内容を少し付け足しをしたいと思います。選ぶポイント、というより、こんなこともありますよ、というくらいです。
近隣に2,3の看護プログラムがあり、大体皆さん、家から一番近い所を選びます。毎日通う所ですから、近い方がいいですし、また、実習の病院も家から近くなる可能性が高いからです。
しかし、身軽で(家族に小さな子供がいないとか)少しくらい離れてても、中身で選びたいという方もいらっしゃるでしょう。
一旦入ってしまったら、もうそこで腹をくくるしかないのですが、もし事前に知ってたら考えも変わったてたかも、という場合もあるでしょう。
1.授業と単位について
プログラムA(学校A) は、例えば、一学期に取るべき12単位が、3+3+3、または、3+3+2+1のように科目(と単位)が細かく分けられています。
- OB(産婦人科)3単位
- Med-Surg(一般)3単位
- 実習 2単位
- ラボ 1単位
のような感じです。
プログラムB (学校B) は、同じ12単位でも、10+2のように分けられています。
- 看護50A (全て) が10単位 (←クラス名は一例です)
- ラボ 2単位
これは何が違うかと言うと、期末のグレードがAの場合とBの場合では、一科目が10単位もあると、GPAが雲泥の差になってしまいます。不幸にもCを取ってしまった場合、Cでも合格ライン以上ですので、落第はしませんが、GPAには大打撃です。
Cどころか、ちょっと気を抜くとDになることだってあります。
時々、目的を変更して、Medical School (医学生になるということ) に入るとか、PA (Physician Assistant) のプログラムに入り直すとか言う人がいます。人生いろいろですし、途中からコースを変えることだってあるかもしれません。
また、卒業後、もっと先の看護プログラムに入る人も多いと思います。そんな時、低いGPAで、入学の応募すら出来なくなったりすることになったら大変です。
科目が細かく分かれていると、ダメージを最小限に抑えることが出来ます。
2.成績が悪いと落第=ドロップアウト
一番最初の中間試験で、Dを取った人が2,3人いました。25人中、2,3人です。Cも多かったです。最初は、どんな程度の問題かわからなかった、というのもありますが、ナメてた、という感じも否めません。
Dが2回続くと、落第で、プログラムを辞めないといけません。学校(プログラム)によって違うと思いますが、25人中2人いました。
これは本当にストレスで、毎回胃が痛くなります。
実習でメンタルがやられてしまったりして、プログラムを辞める人もいます。それは25人中1人。この1人の生徒が辞めてから、oncology (cancer floor)は、最初の学期じゃなくなりました。患者さんの最期を経験して泣いてしまって、もう無理、となったそうです。
3.看護プログラムは仲良しクラブじゃない
勿論仲良しもいます。でも、そうじゃなくても気にする必要はないです。
私は、子供もいたし、仕事もあったし、週末にパーティに参加する時間なんてないし、興味も無いし、看護プログラムの中ではかなり浮いていた筈です。そのうち、全く誘われなくなりました。
自分だけ参加しないってやっぱりどうなんだろうな、と思っていた時期もありましたが、最初の学期で同じグループになった1人(男性)が、どうやら全然何にも参加してない感じなのに気づきました。
「参加しないの?」と聞いたところ、「全然興味無い。このプログラムは資格を得るために来ているのであって、卒業すればそれでいい。」と言ってたのを聞いて、私と同じ、と思って、気が楽になりました。
在学中は、ボランティアだの、これの集まりだの、あれの集まりだの、いろいろ誘われますが、それをストレスに感じる必要はないです。行けない場合はNOと言えばいいだけで。
4.何気にお金がかかる
看護プログラムにフルタイムで入ると、あまり働けません。
ご主人がいる場合などはあまり心配ないでしょうが、あれこれ何気にお金がかかります。
教科書はどれも高い(これはしょうがないです。最初はやっぱり、レンタル本じゃなく、手元に置いておこうと思いますから…。せめてネットでディスカウントのテキストを購入しましょう。)
聴診器等もいいのが欲しくなる(Littmannとか高いやつ。見栄を張らないように…。でも、周りが皆んな、Littmannなんじゃ?って思います。ちなみに私はオムロンでしたかね~。)
スクラブやシューズ (最低$200-300くらいにはなるでしょう。シューズは、レザーの白、と決まっていました。)
コンピュータ(これはもう必須です。課題をこなすのに、携帯じゃ無理です。いくらいい携帯でも無理。)
セミナー代 ($500+くらい)
車(ちょっと離れた場所にある病院に実習に行ったりするので車は必要です。早朝などに、人に頼んだりするのは難しいです。1人、車がなくていつも人に頼んでいた生徒がいましたが、その人は辞めました。)
最後に…
でも、大丈夫です。出来ますから。大丈夫。