■Ted hose vs Compression stocking #164

今日、サプライルーム(購買部みたいな)の人と、バリコス・ベイン (varicose vein) の話をしていたら、彼女が「そこの棚にあるTed hoseとか使ってもいいかな」と聞いてきました。

Ted hoseは、主に手術後の患者さんに出されます。

Ted Hose, Thigh length

Ted Hose, thigh length


白くて(うちでは白)コンプレッションで履くのが結構大変な靴下…ではありませんが、靴下みたいな感じので(つま先が開いてたりします)、術後の患者さんのDVTや腫れの防止に使用されます。

一応寝たきりの人用、と言われます。が、昨今では、膝や腰の手術をしても、速攻PT(フィジカルセラピー)を始めるのが通常となっているので、術後寝たきりの人は少なく、それでも、術後はこれとSCD (Sequential compression device) とセットで出されます。フィジカルセラピー時も、これ(Ted-hose)を履いたまま歩いたりしています。

ちなみに、SCDは、歩行と同じ効果をもたらしてくれるデバイスです。(歩く時は、SCDは外してます。)創傷等で、下肢部にSCDの装着が難しい場合は、足(くるぶしから下)だけのもあります。効果は同じらしいです。

何故、バリコス・ベインに向かないか、と言うと、Ted-hoseの圧は、8~18 mmHgで、バリコス・ベインの長期的に圧を必要とする状態には不向きだし、それに、これを長期で使用してみたい、と思う人なんていないと思います。

通常のコンプレッションより圧が低いにも関わらず、履くのが超大変。これを使用する患者さんの担当に朝なったCNAは、「ああ、これか~」ときっと心の中で思う筈です。コツがあるとか言っても、結局は、結構な労力を要します。

でも、膝の手術の術後などは、その箇所のドレッシングを、Ted-hose でぴちっと覆ってくれて、そういう意味では安心感をもたらすものかもしれません。

ちなみに、膝下(ハイソックス丈)と、腿の途中まで来る長い丈のものを比べた場合、効果に違いはない、という報告があります。

しかし、膝下丈の場合は、ちょうどTed-hoseの淵が膝の術後のドレッシングを締め付ける形になってしまいます。

それ自体に問題はないと言われても、万が一のアクシデントを避けるため、膝の手術を受けた患者さんには、太もも丈のTed-hose が出されることが多いようです。

というわけで、バリコス・ベインには、Ted-hose ではなくて、以前話したように、メディカルでなければ、市販のコンプレッション・ソックスです。ここに、そのコンプレッションソックスの写真を貼りたいと思います。

Compression socks

コンプレッション・ソックス

こちらのブログで何度も言っちゃってる気がするのですが、本当にこの靴下、お勧めなんです。

半年以上… もう今となってはもうすぐ一年経つんじゃないかな。アマゾンで、11ドルくらいでした。一週間に一回くらい履いても、全然へたれないし、今でもしっかりしています。

これを履いた夕方は、足は疲れ知らずです。

唯一の難は、一分一秒を争う忙しい朝に、これを履くのに多少時間を要することです。と言っても、2分くらいでしょうか…。今度時間を測ってみたいです。

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