創傷ケアのコンサルティング内容

「Wound Care Consulting」の内容

患者さんに新しい創傷や潰瘍が出来た時、外来の患者さんや入院患者さんいずれの場合にも「創傷ケアコンサルティング (Wound Care Consulting)」の依頼が来ます。

創傷のアセスメントをして、医師に報告をして、適切な治療方法について医師の承諾を得ます。医師がオーダーとしてコンピュータに入力するか、医師の許可を得て看護師が入力した内容に医師がサインをします。

オーダー内容に基づき、フロアの看護師達が日々のwound careを行います。専門看護師はフロア看護師による日々のwound careに不具合がないかを定期的に確認します。もし問題があれば、その都度、医師に連絡してオーダーのupdateをします。

患者さんの退院時には、創傷ケアが退院後も続く場合は、退院後のプランを詳しく記載したりします。患者さんやその家族と自宅でのケアの練習をしたりもします。私の場合は、外来にも行くので、スムーズに退院後のケアが行われるように外来の予約スケジュールの確認もします。

治療プランの内容は、医師のオーダーの元に行われます。エアベッドの使用やドレッシング交換の頻度の変更など、細かな全ての事項に医師の承諾サイン(オーダー)が必要になります。創傷の状態は日々変化するので、医師にしても細かに目を通してサインするのは大変ですが、全て必要事項です。

このような感じで行われる「コンサルティング」は、どちらかと言うと「コーディネーター」みたいな内容が多く含まれます。