Wound Care「チーム」を作るということ

足の指の切断手術後に他病院から移って来られた患者さんがいます。手術をしてくれた外科医がフォローアップで診てくれるので、時々、その病院付属のクリニックに行くのですが、それが昨日でした。

クリニックには、通常、NPWTのサプライは置かれていないので、サプライを予め用意して患者さんに持たせました。VACドレッシングは、誰がアプライしてくれるかわかりませんが、メモを付けて「サプライを念のため持たせますが、こちらでやり直す用意もあるのでガーゼドレッシングでも構いません」と書きました。

患者さんはガーゼドレッシングで帰って来ました。メモの裏に「今日はwound care nurseがいないのでVACドレッシングをre-applyして下さい。」と書かれてありました。

患者さんが聞いてきたらしく、「wound care nurseは、2週間家族と旅行に行ってるらしいよ」と言うことでした。

おお、2週間の家族旅行が実現したんだ!と嬉しく思いました。

隣の病院から来た某部署のマネージャーが、「そうそう、wound careチームっていうのをね、作ったらしいよ」と言っていたのを聞いて、感動しました。

Wound care nurseは休暇を取るのが難しい

大きな病院にはWound care nurseが複数人います。でも、以前、プリセプターを探した際にわかったのですが、複数人いるとしても最高で3人くらい。3人いる病院は珍しくて、また、複数人いたとしても、1人のFull-time(正社員)以外はPart TimeやPer Diemポジションだったりします。

病院のサイズが大きいのに「今、wound care nurseが誰もいなくて」というところもありました。

というわけで、隣の病院だけでなく、Wound care nurseの悩みは、なかなかまとまった休みが取れないことです。特にNPWTの患者さんがいると、フロアの看護師がVACドレッシング交換をしたがらないので、wound care nurseは仕事を休めないです。したがらない人がVACのドレッシング交換をすると、Outcomeが良くない場合が多々あるのです。

でも、隣の大病院のwound care nurseは、家族との時間を取りたかったので、とうとう頑張ってwound careチームのようなものを確立したのでした。素晴らしい。

チームを作るということは、人事も巻き込まなければいけないので、簡単にはできません。外科医も絡んでくると思うし、その辺の根回しも必要です。スタッフの教育もしなければいけないし、Outcomeが悪かった場合の責任も取らなければいけない。外科手術後のOutcomeがwound careのせいで悪くなったら、大変じゃないですか。そんなこんなで、チームをゼロから作るってすごい大変な工程だと思うんです。それに、大体、wound careをやりたい人ってそもそも少ないんです。

だから、実現まで持って行ったのは本当に素晴らしいです。

さて… うちの病院は… 今週は3連休なんですが、私は出勤です。

何故って… 前述のとおりです(苦笑)。