オストミー用のストマ(人工肛門)をこれから造る患者さんへ

病院に新しいお医者さんが来られまして、某患者さんのベッドサイドでのI&D (Incision & Debridement) のために病棟まで来てくれたので短い会話をしました。

こんな風に、ベッドサイドでチャチャっとデブリーメントをしてくれる外科医は実はそんなに多くなくて、逆に「こんなサイズのデブリーメントをいちいち外科室でやってたのか?」と驚かれました。(直径2㎝のアブセス)

EDドクターと以前同僚だったということだったので納得です。ED出身のお医者さんはとにかく早い!

そこでの会話はオストミーに関するものでした。私が学校にいた時、先生が「Ostomy course is almost all about surgery.」と言っていました。普段、外科室で勤務しているわけでもないので、内容が気持ち的にも難しく思えて、試験内容も実際難しくて、暴露してしまえば、私は資格試験を一度落ちています。

昨日の会話のキーポイントは患者さんにお伝えしたい内容でした。

外科医「オストミーを造る際は、絶対に事前の場所確認を怠ってはいけない。その後、オストメイト(患者さん)の生活がハッピーになるか、ミゼラブルになるかはここにかかっている。でもこれをしない外科医は結構多い。」

ストマを造る際の場所確認に関する問題は、重要事項なので資格試験に絶対に出ます。

なので、これからストマを造る患者さんは、これから付き合っていくストマの位置決めについて、事前に外科医に質問するなり、オストミーの看護師に問い詰める(!)なりして、最適な位置にストマが造設されるようにしてくださいね!

通常勤務のフロアナースに聞くと「外科医次第です」でほぼ会話は終わるかと思いますので、そこをもう一歩つっこんで下さいね!

患者さんへお伝えしたことと言いながら、文中に患者さんが普段出会わないような単語を使ってしまっていて、すみません!💦