創傷ケアは、何週間もかかるので、お金がかかります。
ケアに必要なサプライを買ったり、人を雇ったり、仕事を休んで外来に来たり。
ケアに必要なガーゼや、包帯など、病院と同じ物が売られていな場合が多く、手っ取り早いオプションとして、Amazonでの購入を勧めます。
しかし、患者さんが高齢者の場合、サプライの調達もケアそのものも、難しい場合が多いです。
病院近辺のドラッグストアに以前かけあってみましたが、保険がカバーするかとか、病院と似たようなサプライをそろえてみるとか、そういう熱意はまるで感じられなかったので、結果的に、クリニックに来た患者さんには、次の予約までの間、使えるようなサプライをその都度あげることになります。
それが、特別オーダーの場合は、クリニックのマネージャーの許可が必要です。
一昨日にも、許可をもらいにマネージャーのオフィスに行くと、近所に最近新しいサプライの店が出来たから、店のオーナーに会ってくるように言われました。
そうなんだ~、そうか、良かった良かった、と思いきや、それって?サプライはいちいちクリニックで買ってあげてないで、患者さんに自分で買ってもらえ、ってことかな?と深読みしてしまった…。
さて、こんな小さな町に新しく店を出すなんて勇者だなあ。
こんな小さな町に店を出す、全国チェーンのドラッグストアがあるにも関わらず店を出す、オンラインショッピングが普及しているにも関わらず店を出す、病院に営業に来ている、ということは、採算を見込んでのことなんだろう。
しかもオーナーは、名前からしてインドの方のようだ。インドの方は採算の見込みを立てるのが(一般的に)上手いんじゃないか、と思う。
とりあえず電話をしたら、「いつでも寄って下さい。来たら、コーヒーをご馳走しますから」と言ってた…。
面白そうだし、是非行こうではありませんか。クリニックのマネージャーの命令、ということにして。
よく言えば、地域密着型の病院を目指して…。