■謹賀新年。 Wound Care Charge再び。#186

あけましておめでとうございます。

外来のクリニックのマネージャーに呼ばれて、新年度からの病院への経済的な貢献に関する話をされました。

要は、「病院には貴方にただ飯を食わす余裕は無いよ」と言うことです。

いよいよ経営悪化なのだろうか、と思いましたが、経営者側としては普通のことかと思います。

クリニックのマネージャー曰く、新しく赴任して来られたCFOが、Wound Care Nurseの仕事内容について把握できていない状態で、チャージについてもよく理解できてない、とのこと。

Wound Care Nurseは、通常、医師の下で働いていて、トリートメント (wound care) なども医師の承諾の元で全て行います。が、外来ではその場合、患者さん1人に対し、医師と看護師二人分をチャージすることは勿論無くて、医師のチャージだけとなります。でも、それでは商売あがったり、で、私に支払われる時給は病院の自腹で終わり、ということになります。

きっと、やっている内容は今と大して変わらないにしても、そこに医師のサインがあるか無いか、の違いです。でも、これは私にとっては割と大きな違いなのです。責任的にも、リーガル的にも。そして個人の保険料も高くなります。

プラクティショナーでない場合は、患者さんにチャージできる診察コードが決まっていて、それを考えたら、病院側にとっては、従来のやり方のほうが収入が多くなると思われるのですが…。

従来のやり方というのは、私が、患者さんを医師がパッと見れる状態にして準備をすると、医師は5分くらい診て質問に答えたり患者さんとやり取りをして部屋を去ることが出来、そうすると、次の患者さんをお待たせしません。

そして、患者さんには、医師の診察料のチャージコードを適用することができます。そして、医師は、面倒なwound careそのものをする必要がないし、メディカルアシスタントの手を煩わせる必要もありません。

また、医師が患者さんに向けてした話を、その患者さんがちゃんとわかってるか確認したり、わかっていなければ補足したり、必要ならば医師に再度聞いたり、等をwound care nurseがやります。

たとえ私が最初から最後まで見たとしても、そのチャージはたかがしれているのだし、医師は在中しているのですから、たとえ5分くらいでも、医師に診てもらったら、病院(クリニック)のrevenue的にも、患者さんの安心度や満足度アップのためにも、その方がいいんじゃないのかな、と思ってしまいますが…どうでしょう。

たった5分と言いますが、たとえ2,3分でも、「確実な判断・診断」が出来ることに医師の存在価値があるのですから、時間の長い短いはあまりポイントではありません。長々と滞在する必要はむしろ無い、とも言えます。(喋る患者さんは永遠と時間を取りますしね!)

なにせ、忙しい医師になると、10分以下刻みで患者さんをスケジュールされていて、それはそれは殺人的な忙しさです。医師は患者さんを診るだけでなく、記録もしないといけない。その間、質問もされるし、電話も来るし、レントゲン写真を見たりもしないといけないし、長々と患者さんとお喋りしている時間はもうほとんど皆無です。

また、医師が診る場合(従来通り)は、通常バイタルはMAが取りますが、私が診る場合は、私は看護師なので、私がやる、ということになりました。

やるのが嫌とかそういうことではないのです。バイタルを取って体重を測って、それをとりあえず診療前にコンピュータに入力する、って結構な時間が取られるのです。患者さんの動きが超スローだったりしますし、中には、ロビーからの補助を必要とする方もいます。メディカルアシスタントは、付いている医師の次の患者さんのフォローがありますので、いちいち補助作業をしている暇がないのです。

4か月くらい前に、NP (Nurse Practitioner) でこれと同じ扱いになった方がいて「これじゃやってられない」と言って辞めていかれました。NPはじゃんじゃか患者さんをスケジュールされるのに、MAがバイタルも取ってくれないんじゃやってられませんね。

でも、まあ、やってみないとわかりません。

あくまで私の場合ですが、仕事の配分として、wound care nurseは、acute (急性期) フロアに2.5時間、Rehab/LTCで2.5時間、外来で2.5時間、という3等分の割合で働いているので、一体どうなることやらです。

これにもしLTCのフロアでwound VACをしている患者さんがいたら、定期的なドレッシング交換が週に3回あり、一回が割と時間を取るので、時間的に更に厳しくなります。

でも、隣の大きな病院のWound Care Nurseは、この何倍もの忙しさをこなしているのだから、と思うと、あれこれ言うほどのことでもないか、と反省します。「今日、wound VACのドレッシングチェンジ、3個入ってる(苦笑)」とか言ってたりします。そして同じNPWTでも、そちらの病院はトラウマ病院なので、50㎝以上のサイズとか、臓器が出てるとか、重篤の患者さんのです。

クリニックのマネージャーとの短いミーティング内で、更に、「あまり患者さんに寛大にサプライを提供しないで欲しい。」と言われました。ええええーーーー。サプライは大体その場で必要な分しか使っていないし、パッケージを開けた分を家に持って帰ってもらっているだけです。もう~。

外科医によっては「ちゃんと次回のフォローアップの日までのサプライをあげてね」と「オーダー」される先生だっています。

ある程度あげないと、患者さんによってはわざわざ買いに行かないし、お金も出せない人もいるし、適当にペーパータオルとか当てがって創傷が悪化する人もいます。あげるって言ったって、ガーゼとかだし、高級ドレッシング材をあげてるわけでもない…。

最後に「私(マネージャー)はもうこれ以上、スタッフ (MA)をレイオフしたくないのよ」と言われました。

そういう言われ方は…。

経営の悪化は私のせいではないよ〜。もう〜、何なんだ~。私に被せてこないで欲しいなあ。

失礼。新年早々に愚痴などと…。

前向きに、前向きに…。

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