5%の溶液を1%に希釈する計算式

先日#141で、5%のAcetic Acid (ビネガー)を1%に希釈する、という内容について書きました。

その後、フロアのシフトで、いろいろな看護師が入れ替わり立ち代わり入るのですが、その度に、「何この希釈(dilute)って⁈」となったようです。今日は、日曜日だったのですが、携帯に電話がかかってきました。

きっと「全く、何なの?これ一体」とか、陰で言われていることでしょう。

何日か前、1人の看護師が、「別にパーセンテージで構わないけど」と言ったので「あ、そう?」と、オーダーの内容は変えずにそのままにしていました。

オーダーは、「1%のAcetic Acid 液に指先を10分~15分浸けて、その後、水でリンスし、クリームをつける。これを一日二回。」というものです。

指先を浸けるだけなので、そんなに多い量を用意する必要はなく、私は5%の溶液(Acetic Acid)を15㏄(15ml)だけ使用します。薬を入れるカップが30㏄(30ml)なので、計算しやすいからです。30mlだと多すぎる感じです。

皆さんなら、1%にする場合、これに、何mlの水を足しますか?

そして、それを数式にするには(する必要はありませんが)どのように書きますか?

私は単に5% → 1%なので、5倍にするために、15mlに、その4倍の量を足しただけです。計算式じゃなくて、頭の中で図解をしただけでした。

ちなみに、これに似たような状況の説明をネット上であまり数多く無くて、でも、下記のようなものがありました。これは、状況的に全く同じかと思うので、参考になると思います。

内容的には、中学くらいなの…?かと思うのですが、この (下記) ウェブサイトは、大学のですね! どうなんでしょうか。

University of Kent. AT A GLANCE/ PHARMACY CALCULATIONS DILUTING A % SOLUTION. Retrieved from: http://www.mathcentre.ac.uk/resources/uploaded/diluting-a-solution.pdf

これに書かれた数式に合わせて書くと、下記のようになるかと思います。

15 (ml) x 5 (%) = +( X )ml x 1 (%)

75 =

合計が75ml なので、足す分は、60mlです。四倍の量を足します。