■ドレッシング交換をAIがやるとしたら #174

Med-Surgに他病院でやった術後の経過が悪くてinfectionになったwoundの患者さんがいました。

足の下の潰瘍を切開した後が、いわゆる… ぐちゃぐちゃになっている感じでした。

これは…やり直しだね… と主治医に聞いたら、やった病院に戻ってもらう、とのこと。

そうなのです、外科医は人の仕事のやり直しは、よっぽどじゃないと、したがりません。

というわけで、患者さんは転院するので、私が出来ることは、転院まで一日二日、創傷を洗浄してドレッシングで保護することくらい。

私の仕事量は、外科医の熱量に左右されるところが大きかったりします…。

そしてそれをしている際、これをもし指のあるロボットがするとしたらどんな感じかな、と思いました。

目と頭脳にあたる部分はAIには勝てないわけで、創傷の状態を視覚的に捉える部分は完全に出来ます。

そして、もし指がなくても、箱的な空間に創傷のある足なり手なりを入れると、少なくとも洗浄まではやってくれます。

創傷の状態を視覚的に捉えて、適当な洗浄ソリューションを選んで、適した圧で洗浄してくれることでしょう。

今日の創傷は包帯みたいな感じの物で(というか包帯ね)巻いてあるわけですが、何も包帯である必要はなく、ネット的な筒状の伸縮性のあるガーゼがもしあったら、それをその「箱」的な空間ではめてもらえればドレッシング材はそんな感じであてがってもらえると思います。そしてこの作業には人間が必要ではないです。

そういう経過が見れるかもしれないということは、ちょっとワクワクします。どんな風に変わって行くのかな、と思います。

ちなみに上記の患者さんは、一日二日どころか、転院どころか、今日「退院」することになりました。そちらの病院へは、外来で行って、ということです。医師の中には大事に大事を取って、というタイプと、さっさと退院させるタイプがいます。今日の医師は、最近ERから移ってきた方。退院のさせ方がERっぽい! 抗生剤がIVの場合、このIVが終わるまで…とか言って患者さんを病院に置いておく医師がほとんどですが、この医師は、さっさと錠剤に代えて退院だ、みたいな感じで…。

ということで、急遽、私が家に帰る前に患者さんのお母さんと、家でのドレッシング交換作業の練習をすることになりました。その間、中年の患者さん(息子さん)は、「お母さんにお任せモード」で、寝っ転がってます。他力本願なんだから…。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする