褥瘡がある患者さん複数人が「ああ、これなら座れる」と言ったクッションがあって、今日はそれをご紹介したいと思います。
「Coccyx」や「ischial tuberosity」、「buttocks」などに褥瘡があると、まず、痛いので、座る体勢が苦痛になります。でも、やっぱり食事時などはテーブルで食べるほうがいいし、日中のアクティビティもしてもらいたい… となると、褥瘡用クッションは絶対に必要です。
では早速…
それはですね、「JAY J2 Deep Contour」というシートクッションなんです。
これの良い点は、褥瘡が当たる部分を拳などでグーっと押すと、その形状がしばらく保たれるので、痛みが軽減するんです。
しばらくすると形状がまた元に戻りますが、割としばらく形状がそのままです。クッションの中身は、レイヤー(層)になっていて、GEL状部分でそれが可能になってるようです。
これは、価格が結構するものなんですが、アメリカでは保険でカバーされます。価格は$300~$400くらいでしょうか。
保険でカバーされるためには、ディーラーや保険会社のベンダー・エージェンシーを通す必要があります。医師の処方オーダー、褥瘡に関する記録、何故そのクッションがその患者さんに必要なのか、など、関連書類を提出すると承認されて保険がおります。
購入できる場所
このクッションは、Sunrise Medicalという会社から出ています。ネットでも買えるようですが、全く同じ商品なのかどうかは、100%正確にはわかりません。が一応リンクをはっておきます。興味のある方は見てみてください。
JAY J2 Deep Contour by Sunrise Medical/または取引会社
Amazon.comのサイト、この商品か、または近い商品です。全く同じ商品じゃない可能性もあります。カバーについたロゴも同じ商品を探すことはできませんでした。
https://a.co/d/1t2tCot (ロゴを見てみて下さい。Sunrise Medicalのリンクのと違いますよね?)https://a.co/d/bKlSRXa (ロゴを見てみて下さい。Sunrise Medicalのリンクのと違いますよね?)
日本のAmazon.co.jpのサイトではちょっと探せませんでした。ドーナツ型クッションが多く出てきましたが、一応、臀部辺りの褥瘡にはドーナツ型はダメってことになっています。
市販のカットアウトのクッションも、気休め程度です。ドラッグストアで売っている安価なカットアウトは厚みも無く、これは全然役に立たなかったです。私も、自分の目で確かめないとダメなタイプなので、買ってみましたが、これはダメでしたね~(汗)。
痛くないクッションに座れた時の患者さんの顔を見るとホッとします。ご家族の方だったらなおのこと、と思います。褥瘡ってすごく痛いものなんです。自分で経験したことがないのですが、認知症の患者さんも顔をしかめるので、ああ、痛いんだろうな、とわかります。
アフィリエイトとかではありませんので、念のため…。