カリフォルニア州COVID感染の波…コロナに罹った(涙)

まる二日間、水も飲めず、病床に伏せておりました。その後も自宅療養を続けて今に至っております。

2019年に始まったCOVID-19。PPEを付けて患者さんの部屋に何度も行きました。それでも、今まで一度もCOVIDに罹ったことがなかったせいか、何故か自分だけは大丈夫なような妙な錯覚があったのかもしれません。油断したな…。

朝の検査で陽性が出た際も、体調は普通で、一瞬「?」という感じでした。

しかし… COVIDはそんなに甘くはなかった…

まじで…

いや~、人間の体重がこんなにも簡単に短期間に落ちるとは… もともとが太ってたからかしら…

しかも、体重が落ちても嬉しくもなんともない。もう、だって、具合めっちゃ悪かったから!

私に出た症状は、喉の痛みや咳ではなくて、頭痛と吐き気でした。

以前時々あった偏頭痛(migraine)の症状に良く似てる状態。でも、じゃあ、その時はCOVIDじゃなかったの?と言われたら、違うと断言できる(多分)のは、今回はそれプラスアルファがあったからです。

突然の吐き気と共に、左手の薬指と小指が顕著に痺れて、視界が一瞬狭くなった感じがしました。この間約1分間程度…

これって… stroke? seizure? の、どちらかですよね… の感じが怖かった…

やばいと思って、ベッドに戻ったら直ぐに、私の学校から電話が来て。

「How are you?」と聞かれて、即座に明るく「I’m fine.」とシャキッと答えている自分に笑ってしまった。笑ってしまったのだけれど、それくらい2,3分前に起こった吐き気と手の痺れが一過性だったのです。ああ、怖い。TIA? focal aware seizureというやつ?

薬とか

頭痛の際は、私は通常タイロノールを飲みます。325mgのレギュラーを1錠。500㎎なんかを飲んでしまった暁には、体が機能しなくなるので、いつも325㎎です。実家に帰った際に、500㎎しか手元になくて、500㎎を一錠飲んだら、もう目が開けられなくなってしまって大変でした。

高齢者の患者さんに、時々500㎎が2錠出されたりしていますが、私からしたら信じられないので、心配になってしまうほどです。

この度のCOVIDは、私のいつもの頭痛+吐き気に症状が似ていたので、タイロノールを飲んで、飲んでしまってから発汗に気付きました。「あ… しまった、体がウィルスと戦ってる最中だった… タイロノールを飲んでしまった…」と思いました。タイロノールは熱さまし用にも出されるからです。せっかく戦っている白血球さんの動きを阻止してしまっただろうか… と頭の中は、漫画「はたらく細胞」の白血球さんとか、迫力のキラー細胞さん達…

でも、心配は不要でした。なにしろ、水を一滴飲んだだけで、吐き気がしてしまうからです。

こんな時、水無しでも飲める吐き気を止める薬が存在しますが(zofran)、私の家にそんなお薬があるわけでもなし…

でも、何故か、この頭痛は、いつもの頭痛と違い、横になっていると割と楽なのです。だから、もうずっと横になって寝ていました。目を閉じるともう寝てしまう感じがあって、やっぱりいつもの頭痛とは違うなぁ、と思いました。

COVID用の薬に「Paxlovid」という薬が時々出されます。発症から5日以内だと出されるようです。処方する際は、高齢(65歳以上) の患者さんだと出す、という感じです。一日二回、5日間の処方です。

私が検査陽性を従業員用クリニックに報告した時は、電話のみでの対応(tele-health)でしたが、その際に言われたのは、生食水の鼻用クレンザーで洗浄してね、ということだけでした。

でも、私はその時、全く症状が無かったので、それさえも買って帰りませんでした。症状が頭痛と吐き気がメインだったので、結局は不要でしたが…あったらそれでも使用してできていたかと思います。

喉は少しだけイラつきがありましたが、生の蜂蜜と、蜂蜜キャンディが結構良かったです。

今日は5日目なので、大分回復しました。

カリフォルニア州では、COVID-19に罹ってしまった従業員には、3か月の障害保険(と言うのかな?)が出ることがあるようです。私は、今は実習にも出ないといけないので、それは最初からオプションにありませんが、今度また罹ってしまったら、後遺症が残らないように休みたいと思うかも、かも、わかりませんが…、かも、しれません。どうだろう。却下されるケースもあるようですが。COVID-19は罹ってみて初めてわかるこの感じ…。結構怖いです。

二日間、水もまともに飲めず、3日目に食べたスイカの美味いことよ…(涙)

五感に染み渡りました。

スイカを持って来てくれた友には、感謝の気持ちでいっぱいで、この御恩は一生忘れないよ…と思いました…

実際には、届けてくれたのは、友人の息子さんで、袋には丸いスイカと、既に切ってあって食べるだけの状態のスイカが両方入っていました。なんて好青年なんでしょうか、気が利いている…(友人は、あれだとかこれだとか、特に彼にお願いしていなかったようで)。私はてっきりこれから丸ごとスイカを切る作業が始まるんだとばかり思っていたので、すぐにスイカが食べられるなんて、感激してしまいました。

縁あって、私のこの内容を読んで下さった方、ありがとうございます。どうぞ御身体には気を付けて…

余談

姉から丁度電話があり、某件で大金をどぶに捨ててしまった旨の話でした。大金だったので、大変落ち込んでいました…

が、私的には… 身体の一部(脳)がコロナに侵されることに比べたら… その金額は働いて作ればいいだけだよ… という気持ちで… 姉は少しはホッとしてくれただろうか… 身体にだけは気を付けて元気でいてほしい…